オバマ大統領訪問で世界が注目
原爆ドームが完成したのは大正4(1915)年のことです。「広島県物産陳列館」という名称で、広島県内の物産品の展示・販売をする施設として建てられました。そして昭和20(1945)年8月6日に原爆が投下されました。戦後いつしか市民から原爆ドームと呼ばれるようになりましたが、復興が困難を極める中、その保存に関心がむくことはなく解体論も根強かったのです。ようやく昭和41(1966)年に広島市議会が原爆ドームを永久保存することを決議し、さらに1996年、世界遺産に登録されました。